※こちらはヒロセ通商のお知らせ欄での注意喚起
先日も「高金利通貨のトルコリラの今後は!?」の記事でトルコについて解説しましたが、新たなに「トルコ金融当局が一部の外資系銀行に対してトルコリラの取引規制を行った」というニュースが報道されました。
これはヤフートップにも掲載されたもので、インターバンク市場が混乱しており流動性低下によるレートの乱高下が懸念される所です。突発的な値動きやスプレッドの拡大などでロスカットになる可能性がありますので、ポジションを持っている人は気を付ける必要があるでしょう。
また、懸念されていることが個人投資家の買いポジションがパンパンに膨らんだ状態ですので、投機筋などが混乱に乗じて仕掛けてくる可能性があるからです。まさに、フラッシュクラッシュ時のような動きにもなりかねません。
2018年の安値を更新し続けるトルコリラですが、外為どっとコムのポジションは買いが90%と高水準を維持! pic.twitter.com/WZ2dCX9ttm
— ひろぴー (@hiropi_fx) May 7, 2020
ひろぴーさんのツイートを見ても、トルコリラ円が下落しても買いポジションがパンパンということは、スワップ金利が貰えるからとナンピンしている人が多いと思われます。
確かに間違った戦略ではないとは思いますが、現状を考えると大暴落してもおかしくない状況ですので、資金管理をしっかりと確認してロスカットにならないようにするか、ポジションを減らすなどの工夫を考える必要があるでしょう。
これまでの●●ショック時にもあるように、異常なくらいスプレッドがワイドになることもありますし、値段も飛んで最悪な場合は決済すらできないことがあり、レバレッジがかかっているなら追証ということもあり得ます。
さらに、フラッシュクラッシュ時もトルコリラ円が先行してドル円やメジャー通貨にも波及したことがあることから、トルコリラを扱っていない人にとっても警戒は必要だと思います。
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