近年、仮想通貨という新しい通貨(商品)が出て来ました。例えば、1999年に新しく発行されたユーロは紙幣や硬貨で流通し、フランやマルクなどの通貨が無くなりましたが、仮想通貨は紙幣や硬貨として流通することはなく、電子決済やポイントなどで使われるデジタル通貨です。しかし、最近は、ゴールドなどと同じ資産に扱われく、暗号資産として価値を高めるようになり、時価総額もゴールドを超える資産となっています。
今後、まだまだ仮想通貨は普及していませんが、電子決済が主流となり、また、法的整備で取引所や取扱業者が増え、全て電子決済で行われるようになると仮想通貨の時代になりそうです。詳しくは「ビットコインとは何か」を参照してください。
仮想通貨の中でも一番取引の大きいのがビットコイン(略名:BTC)です。近年のBTCの動きは、2017年1月には8万6千円であったBTCが、12月には237万8千円に急騰し、億入り長者が続出となった年でした。この頃からBTCの人気が高まり、取引者が増えてきました。2018年は中国経済の悪化でサーキットブレーカーが発動されるなど、株価も為替も下落した年でしたが、一番目に早く下落したのが仮想通貨で、この予兆を読み取り、株や商品で空売りを仕掛けて大儲けの年となりました。2019年には36万6千円で大底となり、今年2021年1月に435万9千円の高値を付けて下落しています。
*金額は各取引所により提示レートが違うため、ご了承ください。
BTCは株価や他の商品よりも値動きが激しく、相場全体を先行して動くため、先行指数として監視しているトレーダーが多くいます。為替取引する時にダウや日経を監視するのと同じ感覚ですね。
今週のBTCの環境認識(MTF=マルチタイムフレーム)は、月足・週足は上昇トレンド、日足が移動平均線がデットクロスで下降トレンド、4時間足は高値更新できずに下降トレンドの中で持合ペナントを形成しており、上昇ウエッジに変化するのか、ディセンディングトライアングルで下落するのか、見極め状態です。上抜けすれば前回高値435万9千円を更新でしょう。下抜けすれば、現時点の目途は273万円、246万円でしょう。
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