7月1日放送 『FX経済研究所』(日銀短観の為替に役立つポイント)日経CNBC。日銀短観の内容から実需の輸出入企業が為替レートをどのように予想しているのかを知ることができます。仲値トレードでは実需の売り買いが重要になりますので、予想するためにも必読の内容になるでしょう。
日銀短観とは、全国の企業動向を的確に把握し、金融政策の適切な運営に資することを目的としています。全国の約1万社の企業を対象に、四半期ごとに実施しています。短観では、企業が自社の業況や経済環境の現状・先行きについてどうみているか、といった項目に加え、売上高や収益、設備投資額といった事業計画の実績・予測値など、企業活動全般にわたる項目について調査しています。(日銀HPより)
大企業の業況判断を知った上で、想定為替レートを確認する事で定量的、定性的な判断材料にもなりえます。ドル円の想定為替レートを見るとほぼ横ばいが続いています。目先は上下する事がありますが、特段の材料がなければ想定レートに収れんしやすいという事でしょう。
相場を動かす要因としては、実需のほかに機関投資家やファンド勢、個人投資家群があります。特に実需は経済に影響を及ぼすものですし、その動向次第で政策金利などへの影響もあり、それがマーケットに影響を与えるなど相互作用があります。なので、ある程度は実需の存在感も無視できないでしょう。
日銀短観のレポートを読むのは面倒くさいと思いますので、FX会社が発信している要約ニュースで概要だけをチェックしても良いでしょう。国内景気がどうなって実需勢は為替をどのように考えているのかを理解しておけば、マーケットの背景もイメージしやすいと思います。