7月の米雇用統計は独立記念日の振り替え休日の関係で、7月2日（木）21：30発表になりますので注意です！前回５月分は雇用者数が750万人減の予想に対して、250.9万人増と大きなサプライズとなりましたが、ドル円変動幅が+24.7pipsと限られた展開となりました。

依然として、新型コロナウイルスの感染拡大が続いていますが、経済活動の再開などに舵を切っているため、ロックダウンを緩和した地区などの雇用の回復が目立つ形で、大きな雇用増となっているようです。ただ、百貨店大手JCペニー、衣料品大手Jクルーなどが相次いで破綻しており、状況は予断を許さないと思います。

7月2日（木）21：30発表の6月発表分
予想雇用者数：+300万人（前回250.9万人）
予想失業率：12.1％（前回13.3%）

今週はADP雇用統計、ISM製造業景況指数も発表になりますので、結果次第ではこう着した相場を打破する動きとなるかもしれません。ドル円も107円を挟んだ展開で強いレンジ相場ですが、方向性が出た際には一気にエネルギーが放出されるものとなりますので、それまではレンジ対応で、放れたら流れに乗れるように準備をする必要もあるでしょう。