FXはFX会社が用意している取引システムを借りてトレードをするわけですが、その取引システムがダウンしてしまえば取引ができません。全てオンラインで完結しているので、基本的には電話やその他の方法で売買を成立させることは不可能だと認識しておいたほうが良いでしょう。
「現在、ポジションを持っていて含み損が拡大しているはずなのに、どうしてくれるんだ!!」と思うかもしれませんが、口座開設する時にも定款であるようにシステムダウンなどのリスクはFX会社は免責される旨があるため、結局は投資家が損をしてしまう事になります。これは大事なので覚えておきましょう。
過去から現在に至るまでFX口座がダウンして使えなくなることは、どの業者でもあることであり投資家はリスクとして認識して対応しています。システムのバージョンアップなどをするとバグが発生する余地もあり、オンライン上ではハッキング等のリスクも必ずしも防ぎきれないからです。これはいつでもあり得ると認識しましょう。
FX口座がダウンしても対応できる体制を作ろう
使っているFX口座がダウンしてしまっても対応できるよう、日頃から他FX口座を開設しておきましょう。5社程度はあったほうが良いかと思います。条件等の競争も激しいため複数口座開設しておくのは、システムダウン時だけでなく勝てる環境作りの為にも必要不可欠だと言えます。
取引のしやすさ、スプレッドやスワップの条件、お得なキャンペーン、情報コンテンツの有無などそれぞれ特色もありますので、平常時から比較て検討して口座開設をしておく事をお薦めします。さらに、不測時にもすぐに活用できるように入金、取引が滞りなくできるようシミュレーションしておきましょう。
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システムダウン時の対応例について
ポジションを持っているのにシステムダウンでログインできない!?という時にも、他FX口座にて反対ポジションをも持つことでリスクヘッジできます。例えば、A口座でドル円買いを10枚持っていた場合、B口座でドル円売りを10枚持つというものです。これにより事実上両建て状態となります。
但し、A口座へ入金もできない状態であれば資金余裕がない場合はロスカットになる危険性はあります。その場合はどうしようもないので拭いきれないリスクとして考えておきましょう。可能性は低いものの最悪な事態では助からないものになる危険性があると認識しておくべきです。
取引システムの安定化は重要な事ですが100%防ぎきることはできません。投資家は自己防衛の為に複数口座移設をして準備しておくべきです。おそらく、長年FXをされていて成功されている人ほど口座数も多く、リスクも織り込みながら続けられていると思います。今から準備をしておきましょう。