意識されやすいラウンドナンバーとは??

ラウンドナンバーとは数字のキリが良い場所のことで、多くの人が意識する場面となるため支持や抵抗として作用することが多いです。例えば、ドル円が100円ちょうどの時などは多くの人が意識する場面となりますので、思惑が錯綜しやすくそのレートを挟んだ攻防戦が繰り広げられやすいです。

理由としては、初心者から専門家まで多くの人が意識するからです。例えば、ドル円が100円付近であればテレビニュースでも取り上げられますし、機関投資家のレポート等でも頻繁に今後の解説として出てくることがあります。専門家が意識するのはもちろん、投資の初心者も目にする所となり多くの参加者が入ることになります。

上図豪ドル円30分足にもあるように、上昇過程なら75.000、75.500、76.000とそれぞれで抵抗にあい上値を押さえつけられながら、突破する際には売り方の損切を巻き込み吹き上がっています①。下降局面ならそのぎゃくになりますよね。これは上位足でも下位足でも適合することであり、スキャルでもうまくワークすることも少なくないです。

普段行っている手法をベースとしながら、プラスしてラウンドナンバーも意識するようになると良いと思います。これだけでは再現性が薄いかもしれませんが、環境認識するうえでは武器になり得ると思います。特に複雑なものではないものの知っていると便利なものだと思います。

ドル円50銭幅で強く意識される

2020年8月18日11:30時点のドル円1時間足です。0.5円(50銭)幅で白色の水平線を引いています。御覧の通りで値動きで支持・抵抗線となっており強く意識された節目と見えます。方向感が出にくい中で多くの人が値頃感があるラウンドナンバーを意識するものとも考えらますね。ポンド円などでみられる傾向でありますので、他通貨ペアもチェックしていくのも良いと思います。

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