2020年7月9日ポンドドル5分足のチャートになります。直前にぐっと上がって揉み合いを続けています。この場合、これまでの経緯を確認しながら判断していくことにはなりますが、上のレジスタンスラインか下のサポートラインが意識されて放れた方向に走りやすくなります。
これはブレイクアウト手法と呼ばれるもので、一般的にも良く使われる手法だと思います。シンプルであり有効でありますが、短期売買時には気を付けるべき点があります。それは利食いは素早くしたほうが良いという事です。特にスキャルなどの短期売買時にはその傾向が強いでしょう。
これはその後のチャート図になります。上放れして伸びましたがすぐさま反転してヒゲを付けて下落しています。これはそれほどエネルギーが溜まっていない状態での上放れであり、最初に買った人たちの利食いが入り押し戻された結果となっています。
これを防ぐためにブレイクしたら、ある程度の値幅を決めてしっかりと利食いをする事が大切です。そして、まだ伸びそうであれば再度エントリーして追撃していくスタイルが良いのではないかと思います。それ以上伸びるかどうかは、それ以前の値動きなどを勘案しながらになるでしょう。
これが短期売買時におけるブレイクアウトの注意点になりますが、時間足を上位にしていくとそうではありません。ある程度の値動きにも動ぜずゆったりと利幅を狙っていく事になるでしょう。それまでの値動きを確認してトレンドが形成していると判断できれば、多少、目先の損失が出ても慌てずに対応する事になります。
ブレイクアウト手法と言っても短期か中長期か、求めるものによってアプローチが違ってきますので研究してみましょう。現在のやり方でうまく行っているなら問題ないですが、うまくかみ合っていないなら、その辺りで微調整が必要になるかもしれません。試行錯誤してみましょう。
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