新型コロナウイルス第二波!FX為替相場に与える影響は??

新型コロナウイルス第二波!FX為替相場に与える影響は??

国内では新型コロナウイルスの鎮静化に伴い、昨日安倍首相が移動や営業の制限を緩和し、海外との往来を再開させる方針を表明しました。世界中でロックダウンが解除され第二波と呼ばれる動きが強まっている中で大丈夫か?と思いますが、経済状況も鑑みた結果のようです。

このように先行き不透明な中での経済活動再開なので、実体経済が回復できるのか?第二波懸念がどれほど広がるのか?などマーケットの関心材料となりますので、ここで改めて状況を確認して来るべき状況下でも対応できるようにしておきましょう。

アメリカでは全体的な感染者数は低下しているものの、局地的には増えている州も出てきており予断を許さない状況です。中国では北京の食品卸売市場で集団感染が確認され、警戒レベルを引き上げて学校休校等の措置をしています。ユーロ圏でもドイツでも食肉卸市場で大きな集団感染が確認され警戒が強まっています。中南米ではブラジル、ペルー、チリといった国々で感染拡大が続いており今後も広がりそうです。

これを踏まえた為替相場は、ドル、ユーロなど各国の第二波への影響度合いによりますが、世界的にインパクトが出るような被害になるとリスク回避の円買いが入りやすく、ドル円やクロス円も軟調な推移となる可能性はあります。また、メキシコペソなどの中南米では拡大していますので、下げ圧力を受けやすいとされています。

一方で、豪ドルやNZドルなどのオセアニアでは感染防止を保っていますので、比較的堅調な推移となる可能性があります。豪ドル円、NZドル円などのクロス円となるとリスク回避の動きで下落圧力がかかりますが、豪ドルドルなどのストレートのほうがわかりやすいかもしれません。

マーケットでも材料視されているものですので、頭の体操として様々なイメージをして対策を考えておくのが良いと思います。今の状態で懸念はされているけど、大きな変化がない場合はどうするか?第二波がガツンときてリスク回避の動きが強まるとどうするか?準備しておきましょう。