FXは為替相場の動きに気を配り、今後どのような値動きとなるか予想する必要があります。必ず為替相場が主体として動いており、トレーダーの事情を考えてくれるものではありません。これをどんな時でも忘れずに自分の都合ではなく、相場本意で物事を考え抜けるかがポイントになります。

「少ない資金で楽して大きく稼ぎたい」これは誰も抱く願望でFXは叶える事ができます。しかし、それは為替相場の動きを把握する事ができ、自らもそれに順応できるようになってからという条件が付いてきます。誰もが何の努力もなく自分本位に稼げるというわけではありません。

逆に考えれば、為替相場の癖を掴んで気に入られてしまえば、お金は思うがままに手に入れる事ができます。コロナショックで金融市場でお金が溢れバブル状態です。これに伴い一部のトレーダーは「お金がゴミに見える」とコメントされてましたが、価値観はそれぞれでも現実であると思います。

相場都合を最優先させる

トレード手法においても相場が求めている分析法以外を活用していれば、うまく分析できなくなってしまいます。相場に合わせて様々な方法を研究し微調整していく必要があるでしょう。頑なに自分の相場勘を押し付けても天に唾するに等しいです。

そして、収益を最大化させるために利食いをできるだけ引っ張る事がありますが、初心者ではこの考え方で失敗しがちです。「損小利大」で利食いを引っ張るのは理想です。できる人はそうするのが良いと思いますが、初心者では見極めが難しいのも事実でしょう。だから、最初は利食いは少々早くとも確実に行う事が良いと思います。

理由は為替相場に合わせるという事であり、利益を出してくれているのだから有難く受け取るべきです。そして、利益を最大化させたいなら自分から投資資金を増やすか、レバレッジを上げて対応する事です。これも自己都合でなく相場都合に合わせるという事に通じます。

多くのFX億トレーダーと言われる人たちも、利食いは早いですがその分大ロットで勝負しています。相場の一瞬の癖を見抜き合わせて自分も大ロットでリスクを取っています。ポジションを長く持てば不確実性が高まりハンドリングもしにくいため、相場に合わせてリスクを自ら取る行為は理に適っています。

トレードでどうもうまく行かない場合は、自己都合を押し付けすぎている可能性があるため、相場都合になるように考えてみましょう。私たちは相場に参加させて頂き、わずかな利益を分けてもらっていると思い取り組んでみるとアイデアも出やすいでしょう。