兼業投資家のメリットは大きい!

FXだけで生活している専業投資家と、仕事をしながらFXをしている兼業投資家がいますが、どちらもメリットデメリットがあります。兼業投資家からすると専業投資家は1日中FXに取り組むことができて良いなと思うかもしれませんが、兼業投資家ならではのメリットも大きいと思います。

兼業投資家のメリット

・本業の収入源がある
専業投資家であればトレードで生活費を作っていかないといけないので、安定した結果が常に求められます。兼業投資家であれば本業で安定した収入があるため、生活に困るようなことにはならないでしょう。収入の範囲内でトレードをすれば破たんする事はまずありません。

・精神的な負担が少なくて済む
収入源がFXだけになると精神的に追い込まれます。FXで勝たなければ生きていけないと強く認識する事になるため、「負けれない」という思いが悪影響を及ぼします。兼業投資家であればそれほどの重圧はなく、ダメでも本業収入があるからと楽にトレードをする事ができます。(あくまでも専業と比べてです)

・時間の制限があるため絞れる
兼業投資家は取引する時間が限られているデメリットがありますが、時としてメリットとなる事があります。時間が限られているからこそ集中して攻略できる方法を探すこともできます。例えば、仲値トレードやロンドンフィキシングなど狙い目を定めてトレードをする人もいます。

・社会的信用
専業投資家は自営業となるため社会的信用がどうしても低くなりがちです。ローンの審査時などは企業に長年勤めているほうが有利だと思います。それほどトレーダーは不安定な職業であり社会的信用においてはどうしても低くなってしまうのです。

・金融知識を本業に生かせる
これは専業、兼業関係なくFXをすると世界の金融市場について情報収集する機会が多くなるため、マーケットの理解が深まることになります。そうすると経済全体の流れを知ることができるので本業の仕事にプラスに働く事も少なくないでしょう。

初心者は兼業投資家が向いている

多くの人は兼業投資家からスタートすると思いますが、それは理に適っていると言えるでしょう。上記に挙げたように初心者は兼業投資家のメリットを享受しやすいと言えます。無理なく経験値を積んでいき相場で生き残る事が第一条件だとすると、まずは兼業投資家として安定して勝てるようになることが必要でしょう。

そして、安定した収益を残せるようになって来れば専業を考えて行きましょう。目安としては1か月の生活費を割り出して、半年以上の収益で賄えるかどうかになります。期間は半年ではなく1年以上など長いほうが確実になるので、できるだけ保険をかけて長めで考えたほうが良いです。

これは専業投資家になった人にしかわかりませんが、調子が悪くなり負けてきて原因がわからない状態となり、お金が減っていく恐怖や不安は半端ないです。精神はボロボロになりますし誰も助けてくれません。そんな状態でトレードして勝つのは至難の業になります。

専業投資家はずっとFXに取り組めて羨ましいと思うかもしれませんが、「隣の芝生は青く見える」と言いますがそういうわけではありません。兼業投資家こそメリットが多くてうまく享受できれば十分稼いでいく事も可能です。まずは兼業投資家で6~12か月間で生活費以上の収益を出せるかどうかでしょう。