不安でポジションを持つことができない場合

トレードルールを決めて「いざ!トレード!」とポジションを持とうとした時に、「本当に大丈夫なのか?」と不安がよぎる事があるかもしれません。初心者であれば経験も少ないためトレードの度に感じてしまいがちでしょう。誰しも通る道なので勇気を持ってトレードする必要はあります。

ただ、ある程度経験値を経た上であってもドキドキするなどの不安感が拭えなかったり、いつもは正常なのだけど急に不安になる時があるなどがあれば、それはトレードに対する危険信号である場合があり注意するべきでしょう。なぜ、そうなるのかを再考する必要があります。

実は、それらは体が本能的に表している危険信号であり、無視する事で重大な損害に繋がる危険性もあるのです。体が健康を維持するために自律神経を働かせて身を守る事と同じで、精神も自らを守るためにあらゆることの整合性を取るなどして防御してくれるのです。

つまり、継続的に稼いでいくためには心身ともに健康が条件となり、トレード手法も例外ではなくそのバランスの中で調和するように仕掛けていかないといけないです。無理矢理にねじ込んで刹那の利益が出てもドカンと負ければ意味がないですからね。気を付けて対応すべきだと思います。

ポジションを持つ際に不安になる原因

・ポジション量が多すぎる
ポジションを持つ際にはハラハラドキドキするものですが、冷静な判断ができない程であれば取引量が多すぎの可能性があります。下げ過ぎると真剣になれなくもなるので、適度の量を自分で計っていくことが必要です。

例えば、10万通貨単位で取引をして不安になるなら5万通貨単位にしてみることや、さらに3万通貨単位にしてポジションを取るポイントを分散化させる事も有効です。全体量が下がることになりますし、1回の勝負ではないという心理的余裕が生まれます。

・トレード根拠があいまい
自分の中ではルールが明確化できていると思っても、いざトレード時に不安になるのは根拠があいまいで、実際のトレードでルールが生かしきれなくて疑問が生じていう状態かもしれません。それでも行けるはずだからと強行しようとすると、心に負担がかかり不安になります。

頭の中で考えた理は実践では役立ちません。必ず実践で試しながら頭で考えるプロセスが必要になります。自分の中で整合性が取れないと混乱してしまう事になり、それは自分では理解できない不安や恐怖になったりします。自己防衛反応の表れと言えるでしょう。

・資金的に困窮している
このお金がなくなったら生活できない!などと高ストレス状態であれば、自ずとハラハラドキドキしてしまって当然だと思います。FXや投資などは余剰資金で取り組むのが基本です。無くなっても良いお金として考えないと不安が先行して勝てるものでも勝てません。

・メンタル的な弱さ
強気な人・弱気な人とそれぞれ性格もあります。極端に弱気な人はリスク要因を明確化して心理的負担がかからないように工夫しましょう。先ほど挙げたポジション量を減らすことも1つの案です。強気な人は有利と言えばそうでもないです。根拠なき強気は最短距離で身を亡ぼすリスクがあります。バランスが大事です。

・プライベートなどの影響(家族、仕事など)
家族がFXに理解がなくても小言を言われるなど、仕事やプライベートなどの外部環境に左右される事があります。人によってはそのような事が気になってしまうこともあるでしょう。まずはFXが落ち着いてできる環境を整えていく必要があるでしょう。無理くりにやっても最終的には自分に還ってきます。

まとめ

不安でポジションを持つことができない、と一言で言っても様々な要因があり一つずつ試していく事が必要でしょう。相場でも何が正解かわからないと思いますので、様々な事を試していき自分にあったやり方を探していきますが、これと同じアプローチになると思います。他人と同じ解決策で成功する場合もありますし、そうではない場合もあります。

何事も頭で考えるだけでなく実践で結果が出るかどうかを検証し続け、自分なりの答えを導き出していくしか方法はありません。今は大丈夫だと思っていても、連敗となった時に自信がなくなって不安を感じる時もあるでしょう。その時のためにも心に留めておいて欲しいです。