ロンドンフィキシングって何??

4月30日から5月1日にかけてドル円は急上昇する動きとなりました。これは月末ロンドンフィキシングに絡むドル円、クロス円買いが行われた言われていますが、FX初心者の方の中には「ロンドンフィキシング」って何?と疑問に思われたかもしれません。

ロンドンフィキシングとは、ロンドン外為市場でWM/ロイターによって銀行の対顧客取引の指標となる為替レートが算出・公表されるロンドン時間16時(夏時間15時)の時間帯のことです。輸出企業の決済や米ドル建てで行われる金の取引により米ドルを含む各国の通貨が頻繁に取引され、為替相場の変動が大きくなる傾向があると言われています。

日本でいう所のいわゆる9時55分に発表になる仲値と同じようなものであり、実需主導で為替相場が動く時があるので注意すべきタイミングでもあるでしょう。そのほかに、ニューヨークの通貨オプション取引の権利行使の最終締め切り時刻となるニューヨーク時間10時(夏時間9時)のニューヨークオプションカットなどがあります。

各市場で注意すべき時間帯(夏時間で表示)
9:55 日本の仲値
22:00 ニューヨークオプションカット
0:00 ロンドンフィキシング
※日本時間表記です

トレーでの対応としては普段通りをベースに置きながら、直近高値を更新して噴き上がる傾向があるので、その傾向があるなら飛び乗っていく事が重要だと思います。できれば利食いをこなしながら様子を見て、追撃できるなら付いていくくらいが良いでしょう。深追いは切り返しがあるため気を付けましょう。

各市場で注意すべき時間帯を知らなくてトレードをしていると、急展開でびっくりする事があると思いますので確認しておき慌てないようにしましょう。準備ができていればトレードチャンスにもなるものですのでシミュレーションをしておき利益にできるようにしましょう。

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