ダメおやじ流移動平均線分析法

移動平均線はコマ足分析法より相場観が必要となり難しいかもしれませんので、初心者はまずコマ足分析法をマスターしてください。そちらがマスターできたら、移動平均線分析法もマスターしてみてください。ここでは、私の移動平均線を使った分析法を紹介します。

 

 

 

 

 

 

まず、図3の週足チャートで大局を見ます。週足で見ると25本移動平均線(赤線)、75本移動平均線(青線)ともに下向きになっており、売り優勢の形となっています。そこで大局では、売りの相場だと考えます。

 

 

 

 

 

次に図4の日足チャートでA部分を見ると、値段は節目②119.3 円辺りを下に抜けているため、まだ下落する可能性がありそうです。次の下値は、節目①116.8 円辺りです。節目②をブレイクした直後であれば、そのまま順張りで仕掛けたいところですが節目①にかなり近づいて来ていますので戻りが入るかもしれません。

現在の値段 117.7 円辺りで売るのは、中途半端な位置で危険でもあるため、一旦、様子見です。しかし大局では、売りの相場ですので売場を探すことにします。もし売りを仕掛けるならば、節目①116.8 円辺りをブレイクした辺りか、もしくは、節目②119.3 円辺りまでの戻しがあった場合です。

節目②辺りまで戻った場合は、25 本の移動平均線もかなり接近していると思われ、強い抵抗線が形成されていると思われます。思惑通り動いた場合は、そこで初めて売りとなります。

移動平均線の見方(日足チャート)
①25本移動平均線(赤線)が変化していたとしても、長期線の75本移動平均線(青線)が変化しているかを常に見て、大局を見失わないようにする。
②たとえ、勢いよく値段が下がっていったとしても、移動平均線と値段の乖離が大きく拡がっていた場合は、要注意。一番売られている場面であり、いったん利食いすべき。
③移動平均線を捉える辺りでの売り、移動平均線を超える辺りでのストップは意外と当たる。

さて、次はさらに短い足で見ていきましょう。

 

 

 

 

 

 

図5の 1 時間足チャートで見ると、ここでも25本移動平均線(赤線)と75本移動平均線(青色)がA部分でデッドクロスしています。つまり、下向きの相場です。
現在の価格 117.7 円は、節目②118.3 円をきれいにブレイクし75本の移動平均線からも大きく乖離していることから一旦の戻しがありそうです。

やはり、ここでも様子見の方が良さそうで、戻りを25本移動平均線の接点、若しくは、節目②118.3 円辺りに想定しています。思惑通り動けば、初めて売りとなります。もっと細かく見たい場合は、15分足や5分足などでも同じように確認します。また、今回は売りの場合のみで説明しましたが、買いの場合でも見方は全く同じです。

ここまで私のチャートの見方を紹介してきましたが、当然取引の目的によってチャートの見方も変わってきます。スイングポジションを持つときとデイトレに徹するときの違いなど、目的に応じて着目していくポイントが違ってきます。FX勉強会ではその辺りも解説していますので、無料メルマガ登録してご確認ください。