夏になると相場が動かなくなる「夏枯れ相場」がキーワードになっています。理由は海外勢を中心にサマーヴァケーションに入る事から市場参加者が少なくなるからです。機関投資家やファンドなどの大口が動かなくなります。
ただ、その反面で市場参加者が少なる時を狙って投機筋が狙いを定めて、リスクオフを狙って円買いを仕掛けてくることも以前はありました。そのため、いかなる時も警戒は必要になるでしょう。
チャートから過去5年間の状況を確認すると、8月ドル円月足で見て4回が陰線、2回が陽線という結果になりました。つまり、66%以上が陰線となっている状況のようです。(ただ、データ量が少ないので信ぴょう性は微妙です。)
また、変動値幅について8月はやや大人しいかと思いますが、1年間の流れ程度の動きに思えます。特にここ最近は値動きが少なくなっていることから、いつも通りであれば値動きは期待できないかもしれません。
しかし、チャート上ではここまで膠着してきているのでエネルギーは溜まっています。その分、何かのきっかけで大爆発する可能性もあり、そうなると流れについていきボーナス相場となりえるでしょう。
通常であれば、これから夏枯れ相場で膠着してくることが多いですので、利益目標等を考える上では取れる時にとっておく必要があるでしょう。イメージを膨らませて対応できるようにしておきましょう。