新型コロナウイルスの影響で在宅ワークに切り替わっている人も多くなってきました。今までにない環境で仕事をすることは慣れない人もいますが、逆に集中できて良いなど様々な意見があるようです。
ただ、兼業投資家にとって在宅ワークはFXのチャンスをゲットできるチャンスといえるでしょう。今まで勤務中にスマホを隠れてチェックしたりと涙ぐましい努力から脱却できます(笑)
もちろん、在宅ワークとはいえ本業が大切ですので支障が出ないように心掛ける必要がありますが、普段触れていない東京市場をがっつりと攻略するチャンスでもありますので、ぜひ研究してみることをお勧めします!
仲値トレードを習得しよう
東京市場の攻略方法は様々ありますが、まず兼業投資家の方に習得していただきたいものが仲値トレードです。仲値とは銀行などの金融機関で、顧客が外貨を売買するときに適用されるその日の基準レートのことを指します。
多くは輸出入業者がドルと円を売ったり買ったりすることで用いられ、輸入企業は仲値にかけてドルを買ってきて、輸出企業がドルを売ることになります。このやり取りで値動きの中で傾向が出てトレードに活用できるのです。
東京市場 仲値トレードのルール
①9時45分頃 買い場探しをする
②9時53分頃 利食い
③9時55分頃 売り場探し
④9時57分頃 利食い
上記のようなルールに則ってトレードをすることで、ピンポイントで稼ぐことができます。ただ、注意したいことは絶対ではないためパターンに当てはまらない場合はすぐに逃げることが大事です。
輸入業者は毎日、コンスタントにドル買いをするようですが、輸出企業は有利なレート時にまとめてドル売りをする場合があり、それに拠って値段がランダムになることがあるようです。
しかし、一つの傾向として認識してハマれば確度が高いため、ロットを多めにして短期勝負のスキャルを狙うことも十分可能です。これも毎日チェックすることで癖や傾向も身になじんでくると思います。
ゴトビなどの指定日は要チェック!
実需の商習慣として5日、10日、15日、20日、25日、30日というように日付の最後が5か0になるゴトビは、ドル買いのまとまった注文が入りやすくドル円は堅調に推移する事が多いようです。銀行などの金融機関も実需の対応とともにトレードをする事から、普段よりも円売りドル買い傾向が強まると言われています。
4月30日のドル円の動きも月末のゴトビという事で、その傾向を強く反映した値動きとなりました。いつもがいつも同じような値動きになるとは限りませんが、実需の動きは決まっているため相場のベースとして意識する事で相場のイメージもしやすくなると思います。
原油安が仲値トレードに影響する!?
コロナショックの影響で世界的な景気減速懸念が広がっています。その影響で原油安がニュースで大々的に報じられていますが、実需の取引においてこの原油安が仲値トレードに影響を今後与える可能性があるので注意が必要です。
理由は原油を輸入する際には、ドルで支払わないといけないため円売りドル買いになります。しかし、世界的な景気減速懸念から国内の原油需要が低迷が予想される事や、今まで50~60ドルで買っていたものが半分以下で買えるようになれば、それだけ円売りドル買いをする必要がなくなります。
つまり、実需取引が低迷する事でドル買いが起こりにくい環境になる事も考えられるため、原油をはじめコモディティ全体の需要についても気にしておくほうが良いでしょう。実需取引に関わるものなので直接為替相場に影響が出るかは不明ですが、ベースとしてあり得るという事は理解しておいたほうが良いと思います。
仲値トレードとしてはこれらの背景を理解しつつ、毎日の値動きを見て形にハマった展開となれば短期売買で利ザヤを抜いていくやり方で良いと思います。これは分単位のとれーどになると思いますので利食いできる所ではしっかりとしつつ、イメージと違えばしっかりと損切りしていく淡々としたトレードが良いでしょう。
FX勉強会では東京市場の攻略方法なども紹介していますので、読み返して活用してみてください。