これまでスワップ金利運用で注目されている豪ドル、南アフリカランドをご紹介してきましたが、今回は高金利通貨の雄であるトルコリラについての今後の開設をしていきたいと思います。
結論から言えば、他高金利通貨同様に目先の積極的な買いは控えることが望ましいですが、新型コロナ騒動が落ち着き世界的に経済活動が始まるタイミングで絶好の買い場が来る可能性が高いです。
時期を探るのがポイントとなり難しいのですが、新型コロナ状況と世界各国の対応、株式や債券、コモディティマーケットの状況を鑑みながら余裕をもってざっくりとポジションを作れる場所を探るのが良いです。
過去の経済ショック後もチャンスだった
マネパの解説動画で広瀬さんが解説されていますが、過去の●●ショックが起きた時は新興国から資金が流出しやすいが、世界的に経済が戻ってくる際には新興国が注目されることが多いため、絶好の買い場となることは歴史からも言えるということです。
動画のP13、新興国への資金流出入を見れば、2008年時も落ち込みの後に回復してきています。ポイントとしては数か月かかるということであり、今回のコロナの性質を考えると長期化することも考えられます。流出傾向が鈍化していくことをチェックするのが目安になるでしょう。
既にポジションを持っている人はどうする?
トルコリラでは経済情勢の悪化でインターバンク市場も混乱しており、スワップ金利も大幅に低下して現状の妙味は低下しています。さらに、買いでもっているとマイナススワップとなる可能性も指摘されています。
既にトルコリラを持っている人は相場が戻ったタイミングで、決済するなどの対策も必要かもしれません。レバレッジ1倍で資金管理的に耐えることができても、マイナススワップとなるくらいなら損切りも検討し天秤にかけるタイミングでしょう。そして、景気回復のタイミングでポジションを構築しなおすのも良いかと思います。
一方向で下落しっぱなしということもなく、どこかのタイミングである程度の戻しもあると思いますので、その時に決済するかスルーするか決断できるように今からシミュレーションしておきましょう。
まとめ
金利とレートの説明でもしましたが高金利であるということは、それだけ下落リスクがあるということです。トータルしてプラスになれるように計画をしていくべきです。その際に、プラススワップであれば安値は積極的に買っていけば固いです。
また、現在はパニックになっていますが世界経済は復活します。歴史的にも何度も●●ショックで凹まされてきましたが、いつも復活して金融市場は活性化してきています。今回もきっと復活するものだと思いますので、それを念頭にどこで拾えるかがポイントなるでしょう。